私は、何名かの現役アスリートを継続的にサポートしています。
また、引退したアスリートのセカンドキャリアの形成にも関わってきました。

 

現役時代と引退後のギャップ

アスリートの現役時代、そして引退後の両方の現状を見ている中で感じるのは、現役アスリートが
引退をした時に、アスリート自身は自分の肩書が変わったことで周囲の反応が変わることに気づく
までに時間が掛かるのに対して、周囲の人は無意識にアスリートに対する意識が変わってしまうと
いうことです。

 

これは、アスリートに関わってきた周囲の人が意図的にそうしているというよりは、スポーツを
見る側の立場からは、アスリートという存在が期待を掛けたり、勝負に興奮したり、結果に歓喜
したりなど、さまざまな感情の変動を応援するということで体感させてくれる存在であるという
こと、そしてアスリートが引退すると周囲の人は、これまで応援してきた人と同じ人でも、応援
することでこれまで体感したことは得られなくなったと直感的に分かっているということが、
現役時代と引退後で周囲の人の反応が変わる要因だと思うのです。

そして、それは仕方がないことですが、ファンからの応援、スポンサーからの支えを実感する
ことが多かったアスリートほど、現役時代と引退後のギャップを感じてしまう傾向があります。

 

 

現役時代とのギャップに適応する力

アスリートにとって大切なことは、現役時代と引退後のギャップを感じた時、いつまでも現役
時代の感覚にすがり、誰かの応援やサポートを何かを期待して生きるのか、それともギャップ
を受け入れ、変化した環境に合わせて自分の意識や行動も変えていくのか、その選択肢は
アスリート自身にあるということです。

私はサポートしているアスリートには、できるだけ自分の人脈から多くの人に会ってもらう
機会も作っているのですが、そういう機会を作るとアスリートとして応援したいというだけ
でなく、アスリート個人の人柄に触れ、現役選手か元選手かということに関係なく関係性を
築こうとしてくださる方もいます。

 

そこで、アスリートとして自分が注目を受ける側で、相手は自分を注目する側という意識
を持って人と接する人もいます。
そういう感覚で人と接する人は、アスリートという肩書きが無くなった状態で他人と信頼
関係を築いていくことに苦労していると感じます。

反対にセカンドキャリアを切り開いて、新しい人生を確立していく人は、自分が注目を
受けると同時に、相手に関心を向けて関わる姿勢を現役時代から持っている傾向が強い
ように感じています。

 

周囲の人や世の中のことにも関心を向けているからこそ、今何が必要かも感じ取ること
ができて、自分の人生を切り開くための行動も思いついて実行できるのだと思います。

現役時代から、周囲にアンテナを張れている選手もいれば、引退してから現役時代との
ギャップに戸惑い、その中で生き抜くためのアンテナを身に着けていく人もいますが、
どこかのタイミングでギャップに対して適応していくことが、セカンドキャリアを
切り開くために必要なことであると思っています。

 

 

 

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