アスリートは、企業にスポンサーになってもらうことで安心して競技に打ち込むことができます。
実際、スポンサーを探しているというアスリートの話を聴いたこともあります。

しかし、その中で本当にスポンサーがつく、もしくは継続してサポートしてもらえるだろうなと
感じることができるアスリートはごく僅かです。

 

その理由は、スポンサーを探しているアスリート自身が、アスリートはスポンサーを獲得して競技
を続けていくものだと単純に考えていて、なぜ企業がスポンサーになってくれるのか、スポンサー
がつくアスリートとはどういう人なのかと、深く考えていないことが多いからです。

実際に、アスリート自身に「今のような話を企業にもっていってもスポンサーはつきませんよ」と
お伝えしたこともあります。

 

スポンサーが獲得できるアスリート

ではスポンサーが獲得できるアスリートの条件は何なのか?

ズバリ、スポンサーにとって広告効果のあるアスリートです。

詳しく分析すると、下記のようなことが該当しているということです。
・ファンが沢山いる(応援してくれる人だけでなく、SNSのフォロワーも含む)
・メディアへの露出が多い(テレビ、雑誌だけでなくSNSも含まれる)
・スポンサーがつくことの意味を理解し、ライバル会社の商品などを使ったりしない
・違法行為はもちろん、社会的に支持を得られない行為をしない

 

アスリートは当然、競技での結果を求められますし、そのために努力をしなければなりません。
専門的な練習から、フィジカルやメンタルのトレーニング、さらに体のケアまで競技者としての
生活も結構忙しいと思います。
そのため、競技に専念することが仕事だと思っているアスリートも多いと思いますが、それと
同じくらい自分を知ってもらう活動も重要なのです。

 

アスリートにとって自分の競技力を伸ばす作業は、企業で言えばより良い商品を作る工程で、
アスリートが自分を知ってもらう活動は、企業に取っては商品の広告、宣伝活動です。
企業なら、商品を作ってばかりでは在庫がたまる一方で会社がつぶれてしまうので、商品を
さまざまな方法でPRして、消費者に選んでもらう努力をしているのです。

 

アスリートは、そんな営利活動をしている企業からスポンサーとして活動資金をいただくこと
をお願いするのですから、自分の商品価値である競技力を高める努力をするという意思と
アスリートとしての自分をPRしていく意思やビジョンを持っていないと、企業と対等に話を
することができません。

 

 

スポンサー獲得の前に始めること

企業にスポンサーになってくださいとお願いに行く前にアスリートが始めなければならない
ことがあります。

それは、下記の2つです。
・アスリートが自分の価値、社会に対して発信できるメッセージ性を知ること
・自分の認知度が高まる戦略を考え、多くの人に知ってもらうこと

アスリートには、競技面での価値はもちろん、その人の人間性や人生の歩みなども含めた個性
があります。
その個性が持っている社会に対するメッセージ性というものがあり、そのメッセージ性こそが
企業がアスリートのスポンサーになる際に重要です。

 

例えば、下記のようなものがあげられます。
・ケガなどの挫折を乗り越えてきたアスリート
・一度引退してカムバックしたアスリート
・地元の復興のために頑張るアスリート
・子育て中のママさんアスリート

少し極端な例を取り上げましたが、誰もがその人の人生には特色がを持っていて、内面的
な魅力があります。
それを上手く自分を表す言葉にして表現できれば、メッセージ性は高まります。

 

アスリートの持っているメッセージ性は、どこかの企業の特色や方針とマッチングします。
そのような企業なら、自社の方針と合っていて多くの人に認知されているアスリートの支援
を惜しまないでしょう。

メッセージ性を明確にして、そして多くの人に知ってもらう活動も地道に続けていくことの
できる人なら、スポンサーは着くはずです。

 

 

私はコーチングを通じて行っているサポートは、メンタルトレーニングだけではありません。
アスリートの価値を高めるためのブランディング、マーケティングのアドバイスも行って
います。

次回の記事では、アスリートが自分のことを多くの人に知ってもらう方法、そして同時に
多少でも自分でスポンサーを獲得できる方法について書きたいと思います。

 

 

 

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