パンチドランカ―という問題へのアプローチ

私は、IMトレーニングという脳の神経の働きを刺激するトレーニングを導入しているのですが、そのトレーニングをパンチドランカ―という症状のケアに活用したいと考えています。

パンチドランカ―とは

ボクサーや格闘家など、頭部に打撃を受ける格闘技をされている方ならパンチドランカーという言葉を聴いたことがあると思います。
頭部への打撃を受け、脳震盪を起こしたことから脳神経の働きに影響が出て、言語、記憶、動作などがこれまでのように上手くできなくなってしまう状態です。

正式には、慢性外傷性脳症といいますが、ボクシングを含む格闘技の打撃を受けた後遺症としてだけでなく、頭を打つなど脳震盪を起こしたことによっても現れることのある症状です。

最近ふと、このパンチドランカーやそれに近い脳の損傷を受けたボクシングなど打撃系格闘技を経験者の脳機能回復トレーニングとしてIMトレーニングが有効なのではないかと思うようになりました。
その理由は、発達障害や認知症の方がIMトレーニングに取り組み、変化を実感されているという実例が日本でも増えてきているからです。

脳は損傷した領域をカバ―する働きがある

脳は損傷した場合、その領域が担っていた働きを他の領域が補おうとするということが研究でも明らかになっています。
IMトレーニングは、脳の神経発達を刺激するトレーニングなので、本来持っている脳の可塑性を促進することができるのなら、パンチドランカ―のケアにも有効なのではないかと考えているのです。

脳の働きの回復を目指すトレーニング

もともと、IMトレーニングはアメリカで発達障害や認知症の方向けに開発されたものなのですが、アスリートのトレーニングにも用いられるようになり、日本では私がそれをスポーツ界に広めたいと思い取り組んでいます。

主に現役選手の集中力や反応力、タイミング能力の向上としてトレーニングを導入していましたが、パフォーマンスの向上だけでなく、イップスの改善にも導入しています。

スポーツはもちろん、音楽などでもパフォーマンスが向上する背景には、脳神経の発達が生じているのですが、その発達は機能の維持や回復にもつながるものです。
もし、多くの格闘技経験者にIMトレーニングに取り組んでいただければ、打撃のよって損傷した脳の働きの回復を感じていただけるのではないかと感じています。

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