サピエンス全史という本の感想です。
この本は、以前友人から教えてもらって、先月から読み始めたのですが、つい先ほど
読み終わりました。

感想としては、人間への理解が深まるという感じです。
この本には、ヒトに属する生物の中で、ホモ・サピエンスという種だけが生き残ったのは、
虚構を想像する能力が長けていたからだと書いてあるのですが、その力が人間の歴史を
どう作り、どう未来に向かって言っているのかが書かれています。

 

   

 

私たちは、生まれた国や地域の文化、宗教、教育、家庭の影響などを受けて今の考え方
や判断基準などを持っていますが、私たちが影響を受けているものの多くは、人間が
虚構を信じ、信じさせて集団を動かしていく力に
より作られたものだということが、本を読んでいると分かります。

仕事柄、『人間とは』ということを深く考える機会が多いのですが、その時の自分の視点
を深めることに影響した本だと感じています。

 

人間は、虚構により発展してきたという反面、虚構に悩まされているという側面を持って
いると思っています。
カウンセリングやコーチングという形で、さまざまな悩みと向き合っている時、虚構が
持っている力の強さを感じると同時に、虚構を一歩引いて捉えることができたら今の状態
は改善されるのではないかということも少なくありません。

ただ、虚構を信じているからこそ、大きな力を発揮できたり、人並み以上の努力を継続
できるという側面もあるので、自分がどんな虚構を信じるのかということを選択できる
余裕が人間には必要なのかと感じています。

 

サピエンス全史は、虚構というものが全編にわかっての重要な軸となっていますが、私たち
が生活の中でモヤモヤと感じていることを明確にしてくれる本でもあると思います。
『人間』について理解を深めたいという方は興味を持って読むことができる本であると感じ
ました。

 

 

&nbsp

axiaincb