よく「〇〇という競技にはメンタルトレーニングが必要だと思いますか?」、「うちのチームにはメンタルトレーニングが必要ですか?」
という質問を受けることがあります。
そんな時、私は下記のようにお答えしています。

なぜ、メンタルトレーニングが必要なのかというと、スキルやフィジカルに比べてメンタルは非常に不安定なものだからです。
スキルとフィジカルは、大切な試合前に緊張したからといって身につけたものが一気に低下したりはしないのですが、メンタルは
不安、恐怖、焦りなどによって不安定になるために、試合の前日に良い状態だったものが当日は悪くなっていたり、試合の直前や
試合中にも極端に変化する可能性があります。

 

アスリートなら誰しも経験があると思いますが、順調に試合を進めていて価値を意識したとたんに気持ちが守りに入ってしまい
動作にも積極性がなくなり逆転されたとか、1回戦は肩に力が入ってパフォーマンスが悪かったのにトーナメントの途中からは
別人のような素晴らしいパフォーマンスを発揮したということもメンタルの状態により起こることです。

メンタルは不安定なもので、一瞬に状態がわかることがあるからこそ、コントロールするために力をつけておく必要があり、
その力を持っていることが他者との大きな差になるのです。
メンタルトレーニングは、スキルやフィジカルに比べて成果が見えにくいからと取り組むことが後回しになりがちですが、
誰もがおろそかになる部分だからこそ取り組む価値があるのです。

 

実際に会話の中でお伝えする時はもう少しフランクな言い方で説明していますが、メンタルトレーニングの必要性を文章にして
みるとこんな感じです。

メンタルトレーニングは、不安定なことが前提の心というものに焦点を当てたトレーニングなので、トレーニングをしていても
メンタルの状態を上手くコントロールできないこともありますが、長期的な視点で見ると競技との向き合い方、目的に対する
取り組み方も変わっていくので、一気に集中して取り組むよりもじっくり先を見据えて取り組んでいただくことが望ましいと
言えます。
可能なら専門家としてメンタルトレーナーにサポートを受けてコーチングやメンタルトレーニングを行っていくことをお勧め
しますが、難しい場合はメンタルノートを活用するだけでもメンタル力は向上します。

どのような形であれ、競技と真剣に向き合う中でメンタルに関する取り組みを行うことが、より高い競技力を求めるのなら
欠かせない要素だと思います。

 

メンタル強化のためのメンタルトレーナーが作った練習日誌。

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