競技に真剣に打ち込んでいたり、その競技が好きであるほど、練習の時以外でも無意識に競技のことをイメージして
いると思います。
みなさんは、自分の日常を思い返して家でリラックスしている時、電車や車などで移動している時など無意識に自分が
競技をしているところをイメージしてはいないでしょうか?

実はスポーツのパフォーマンスを向上させるには、無意識に浮かんでくる競技のイメージがどのようなものかが重要
なのです。

 

本来、メンタルトレーニングに一環としてイメージトレーニングを行う場合は、意識的に理想的なパフォーマンスの
イメージを浮かべたり、試合前の緊迫した雰囲気、自分のパフォーマンスによって会場が湧いているところ、勝って
仲間と喜び合っているところをイメージしたりします。
この意識的に作るイメージは、自分の身に付けたい技術を明確に描くため、試合の時の緊張感や高揚感、勝利の喜び
などをイメージから感じるためなど、非常に意味のあるものなのですが無意識に浮かんでくるイメージの質によっては、
意識して行うイメージトレーニングの効果が半減してしまう可能性があるのです。

それはどういうことかというと、無意識に浮かんでくるイメージがどのようなものかによって、その人が潜在的に
抱えている競技のイメージというものが分かります。
潜在的に抱えているイメージは、意識的に作るイメージよりも体に与える影響は強いので、パフォーマンスは無意識
に浮かんでくるイメージの影響を受けてしまいます。

 

脳の性質上、何度も繰り返してイメージしたことは、自然と脳内で一種の記憶として蓄積されて無意識にそのイメージ
が浮かぶようになります。

現時点で、意識して作らなければ浮かんでこないイメージと無意識に浮かんでくるイメージの質がかけ離れていた場合、
脳にしっかりと蓄積されているのは後者のイメージであり、人間の動作はそのイメージを手掛かりに行われるのです。

そのため、イメージトレーニングによって理想的なパフォーマンスをイメージしたり、勝った時の状況をイメージして
気分を高めたとしても、実は心の奥底にはパフォーマンスに対する不安やミスをしてしまうイメージや苦手な対戦相手
のことなどが記憶として蓄積されていると、試合中に無意識に浮かんでくるイメージによってパフォーマンスの質が
低下してしまう可能性があるのです。

 

イメージトレーニングは、理想的なパフォーマンスのイメージ作り、試合前の緊迫した雰囲気、自分のパフォーマンス
によって会場が湧いているところなどを意識的に思い浮かべること、その際にパフォーマンスであれば形だけでなく
動きの軌道をイメージする、試合前、試合中、試合後の雰囲気などは緊張感、高揚感、歓喜が体感できるほど鮮明に
イメージを描くことを意識して行いつつ、無意識に浮かんできたイメージに対しては、そのイメージが意識的に行う
イメージトレーニングとギャップがありすぎる場合は、無意識にイメージが浮かんだ後に頭の中でイメージを修正する
ということを行っていただきたいと思います。

 

そうすることで、意識的したイメージと無意識のイメージの誤差を無くしてほしいと思います。
無意識のイメージにパフォーマンスを低下されられないように、無意識のイメージの修正を行っていくこともイメージ
トレーニングの重要なポイントなのです。

 

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