脳の力を引き出す条件

脳の反応

脳の力を十分に引き出すためには、右脳と左脳の働きがシンクロして
いることが必要です。

右脳と左脳は、それぞれバラバラに働くことができるので、目の前の
ことに集中できないということも起きるのですが、それぞれが同じ
脳波を発している状態になり、シンクロすることによって質の高い
集中力を発揮することが可能になります。

トップアスリートは、緊張状態の中でも右脳と左脳がシンクロしやすいため、状況に合わせた適切な判断と十分な
パフォーマンスを発揮できると考えられます。
また仕事や研究などで成果を収めている人たちも脳のシンクロ率が高いと言われています。

右脳と左脳をシンクロさせるトレーニング

右脳と左脳をシンクロしやすくするためには、日頃からシンクロした状態を体験することが必要です。
それは、脳は同じ状態を何度も体験すると、その状態になりやすくなるからです。

アスリートが行うメンタルトレーニングも、右脳と左脳がシンクロするという要素があってこそのトレーニングと
して意味があると言えます。

AXIAで行っているメンタルトレーニングの1つにIMトレーニングというものがあります。
そのトレーニングをしている時には、右脳と左脳のシンクロ率が高いことが脳波測定によって確認できています。

下記の動画は、IMトレーニングの説明のためにご覧ください。
さらにその下に脳波測定によってIMトレーニングを行った時脳の状態を表しています。

下の図の上段が右脳の脳波、下が左脳の脳波です。
青い太枠で囲んでいるところは、IMトレーニング時の脳波です。
さらに青い太枠内の中央付近にある緑の太枠内の青いラインが、右脳と左脳のシンクロ率を表しています。
青いラインが濃く出ている時ほど、右脳と左脳のシンクロ質が高く、青いラインが途切れていない時はシンクロ状態
が継続していることを表しています。
IMトレーニング時には、この青いラインが濃く、途切れずに続いているのがわかります。

脳は刺激によって力を発揮する

意思の力で右脳と左脳をシンクロさせようと思ってもできるものではありません。
しかし、IMトレーニングのように音の発生にタイミングを合わせてボタンを叩くという条件の中でシンクロが
起きるのです。

脳は受け身な臓器なので、刺激を受けて反応するようにできています。
IMトレーニングの場合は、音という刺激に対してリズムとタイミングを合わせようとしている時、右脳と左脳
がシンクロするという反応が生まれているのです。
 
適切な仕組みと適切な刺激を与えることによって反応を引き出すということを繰り返すことがトレーニングに
なります。
メンタルトレーニングは、脳に確かな反応を生み出しているので真剣に取り組む価値はあると思います。

コラムニスト
氏名 衣川竜也
職業 メンタルトレーナー
所属 株式会社AXIA

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