昨日の記事の続きを書きたいと思います。

指導者は、選手がイメージを作れるような言葉を用いるといいという話の続きで、
言葉をイメージ化することが、パフォーマンスの上達につながる理由について
説明したいと思います。

人間の意識には、顕在意識と潜在意識というものがあります。
顕在意識は、自分で自覚できている意識であり、スポーツでいうと意図的に
体を動かす時に働いている意識です。
潜在意識は無意識ともいい、深く考えなくても必要な動作ができることや
とっさの出来事に反応できる時に働いている意識です。

 

スポーツをする時に、どうやって体を動かそうかと考えながら練習をして
いる時は、文章で動きを理解しようとしていて顕在意識が働いているのですが、
一度習得した動きは、頭の中で文章化しなくても再現できます。
文章化しなくても動きを再現できるのは無意識の力です。

パフォーマンスの向上のため、指導者は言葉を使って選手に伝えますが、実は
文章を理解できるのは顕在意識だけで、潜在意識は文章を理解できません。
しかし、無意識に動ける、反応できることは、スポーツにおいて非常に重要
なことで、顕在意識だけに頼った動作では高いレベルになるほど通用しなく
なってしまいます。

そのため、潜在意識にパフォーマンスを記憶させることが必要なのですが、
そこで必要なのがイメージ力です。
潜在意識は、文章は理解できませんがイメージは理解できます。
この脳の働きの違いがあるからこそ、指導者は選手がイメージしやすい指導
を行う必要があるのです。

 

指導者の言葉が、イメージ化できるほど潜在意識にもパフォーマンスの
記憶が定着しやすいため上達もはなくなります。
スポーツでは、無意識の力を利用してパフォーマンスの向上ができるので、
指導者もそれを意識して、イメージが描きやすい言葉を用いて指導を
することが望ましいのです。