前回の記事では、私たちが、何か目的を持って活動をする時に心の安定を保つことが難しいということを、SMAPの
解散騒動を例に挙げて説明しました。

スポーツでも、オリンピックで金メダルを取るとか、プロのリーグで優勝するというような大きな目的を掲げるほど、
そのため活動を継続する心のエネルギーも大きなものが必要となるのですが、目的が大きいほど心のエネルギーを
維持することは難しくなります。
別の言い方をすれば、大きな目的を目指して争う人たちは競技力が拮抗している中で、心のエネルギーをどのように
維持していくかがライバルに競り勝ち目的達成ができるかどうかの分かれ目になると思います。

 

目的を持って、長期間その目的を達成するということに向かって矛盾のない行動をし続けるということは、意志、
信念などといった心の力が必要となります。
意志や信念を持つということは、自分が目的に対して取り組む意義をどう見い出すかということでもあるのですが、
目的に対して取り組む意義は、自分だけの欲求充足のためには見い出すことが難しいのです。

それは、人間の脳が他の動物と違うところは、大脳新皮質という脳の部位が発達しているという点なのですが、
大脳新皮質は、人間らしいものの考え方をする脳の部位です。

理性、共感、論理的思考、言語、時間感覚など、人間だからこそ発達している脳機能があり、その脳機能を使って
物事を考えることから、人間は意志や信念を持つことができるのです。

 

SMAP解散の記事にも書いたように、目の前にいない人のこと思うことで感情が刺激されて意欲が生まれたり、
過去にあったことを思い出して嬉しい気持ちになったり、未来を想像してワクワクしたりすることは人間が持って
いる重要な心の力なのです。

そのような心の力があったからこそ、人間は文明を気づき、多くの発明をしたり、スポーツを生み出したりして、
幸福を追求していくことができるのです。

 

スポーツにおいて、本音で掲げた目的を達成するには、その目的が達成困難なほど、人間に備わった脳の力を
しっかりと使って目的達成の活動を行う心のエネルギーを生み出す必要があります。

そのための手段の1つがコーチングメンタルトレーニングです。
さらに私が作ったメンタルノートも手段の1つです。

欧米では、大きな目的を掲げている人、大きな責任を持って活動している人ほど、メンタルコーチ、メンタル
トレーナーなどと契約をしていて、日頃から頻繁に相談できる環境を作っているそうです。

 

日本では、スポーツ、ビジネスなど目的を持って活動する分野で、どれくらいメンタルに関して相談できる
専門家と契約している人がいるのかわかりませんが、アスリートやビジネスマンで長期的にサポートさせて
頂いている方はおられます。

目的を持って活動している方には、コーチングは脳を目的達成モードに切り替える手段なので、自分が信頼
できるメンタルトレーナーを探してみることをおすすめします。

 

 

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