アスリートが悩みを抱えて不調になっている時、そこには外的コントロールという原因が
存在しているケースが多いと感じています。

外的コントロールとは、『他人にの行動を誘発することを目的に行うアプローチ』
ことを言います。

一般的な外的コントロールには下記のようなものがあります。

・相手を威圧したり、不安をあおる
・他人に分かるようにため息をつく
・慰めてもらうことを目的にネガティブな発言をする
・不機嫌さをあらわにする

 

また、アスリートに影響を与えやすい外的コントロールが、評価を表す言動です。
スポーツはもちろん、仕事などでも評価はつきものですが、評価する側の意図や
評価される側の心境によって外的コントロールに繋がってしまいます。

例えば、監督やコーチが、選手のモチベーションアップや適切な行動を促すため
の外的コントロールもあれば、選手の不安をあおったり、自分の命令を聴いて
欲しいがために威圧的な態度に出る外的コントロールもあります。
他には、マスコミによる批評も外的コントロールの一つです。

 

このようにアスリートが他人からの外的コントロールのために刺激を受けて
調子を崩してしまうこともありますが、選手自身が外的コントロールを行おう
として調子を崩していることもあります。

それは、監督やコーチ、チームメイト、ファン、マスコミなどの視線や評価
を得ようということばかりを意識して行動している場合です。
そうなると、行動の軸が他人からどう思われるかということになるので、
パフォーマンスを発揮する上で大切な自分自身の中にある感覚から意識が
遠のいてしまいます。

 

 

コーチングをしていると、他人の評価を気にしすぎて自分の精神状態や身体
の感覚を見失っているということがよくわかります。
アスリートがスランプに陥っていると感じている時は、概ね自分の感覚を
見失っている時ですので、コーチングでは自分の内側に意識を向けてもらう
ことを狙いに話を進めていきます。

次回は、この続きでアスリートに必要な内的コントロールについて説明
したいと思います。

 

 

 

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