私がアスリートのコーチングを行っている中で最も重視していることは、アスリート自身が
心の中で自分自身にコーチングができるようになるようサポートするということです。
メンタルトレーナーとしての役割の神髄は、アスリートがセルフコーチングができるようになり、
メンタルトレーナーのサポートを受けなくても良いように導くことだと考えています。

 

身体能力や体格に恵まれているアスリートでも、考え方に柔軟性がなかったり、ストレス耐性が
低い、問題解決能力が身についていないためにアスリートとしてのキャリアが短くなってしまう
人がいます。

持って生まれた才能も努力によって身に着けた力も、安定して発揮できるように心を育てること
が大切で、それがメンタルトレーナーの役割の一つでもあり、最終的にはアスリート自身が良い
心の状態を保てるようになることが必要です。

 

 

アスリートのコメントから感じられるセルフコーチング力

今、平昌オリンピックの最中ですが、その中でセルフコーチング力を感じるアスリートのコメント
がありました。

一人目は、高梨沙羅選手です。

「目標の金メダルには届かず、うれしい気持ちと悔しい気持ちが半々。ソチからの4年は悔しい
気持ちをバネにしてきた。2本とも納得のいくジャンプをできたし、自分を信じて楽しんで
飛べたことが収穫」

スポーツ報知様のネット記事から引用

もう一人は、平野歩夢選手です。

「悔しさも残っているが、全力でやれた。4年前とはレベルが全く別次元。楽しかった。
今までイチ(一番)の大会だったんじゃないかな」

スポーツ報知様のネット記事から引用

 

二人のアスリートのコメントで共通していることは、悔しいという感情を率直に表現しつつも、
自分のパフォーマンスを肯定し、充足感についても語っています。

 

お二人とも金メダルを狙っていて、それを取れなかったことへの悔しさは決して小さくないと
思いますが、その結果だけで自分のことを評価するのではなく、金メダルという結果に挑戦した
時の自分の心境とそれによって発揮されたパフォーマンスに関して、肯定すべき点をしっかりと
肯定する受け止めた方をしています。

 

 

心の中で自分とどんな会話するか

アスリートは、自分自身も結果を求めているし、注目されるほど周囲からも結果を期待されます。
その中で、常に思うようなパフォーマンスができるわけでもなく、結果が伴うわけでもありません。
そのため、高いレベルに挑戦するほど大きな葛藤を抱えて、心理的にも消耗する日々をおくること
があるでしょう。

だからこそ、セルフコーチングの力が必要です。
自分の心の中に生まれる葛藤に対して、自分にどんな質問を投げかけ、どんな答えを出して行動
するための心の力を保っていくかということが大切になります。

 

人間は、精神状態が悪い時には、自分を責めたり、過小評価をして自信を失ってしまうことが
ありますが、思うようなパフォーマンスが発揮できない、結果が出ない時ほど、心の中で自分と
どんな会話をするかが、アスリートとしてのキャリアを短くするのか、長く保てるのかに影響
すると思うのです。

 

 

セルフコーチング力を身に着けるために

高梨選手と平野選手のコメントを見ていると、セルフコーチンがしっかりとできているのでは
ないかと感じます。

もしかしたらメンタルトレーナーにサポートを受けたことがあるかもしれません。
さまざまな本を読んだり、他のアスリートの考え方から何かを学んで、それを自分の思考の軸
にしているのかもしれません。

いずれにしても、自分の心を支え、結果を冷静に受け止めつつ、自分のその時の感情も大切に
感じ取り、次に生かしていく心の力を身に着けていると思います。

 

セルフコーチング力を早く高めるのは、良いメンタルトレーナーのサポートを受けることが
望ましいですが、それだけでなく本を読んだり、いろんな人の考え方に触れたりすることも
私は有効だと思っています。

自分のアスリートとしてのキャリアを充実してものにするために、セルフコーチングという
ことを意識して取り組むアスリートが増えてほしいなと思います。

 

 

 

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