スポーツメンタルに関するQ&A  NO.2

アスリートからの質問に対して、メルマガの中で【号外】として返答を配信しています。
メルマガの中から、【号外】として配信したものに関しては、時間をおいてからブログでも
配信していきます。

 

Q.大舞台に臨む時の心構えついて教えてほしい

剣道の選手より


全国大会などの大舞台では、観客の数の違い、初戦から対戦する相手のレベルの違い、
周囲からの期待の違い、慣れていない会場など、普段との違いがたくさん存在します。

そのため、『いつもと違う』という感覚を肌で感じて、緊張感が高まりすぎたり、
不安になることもあるかもしれません。人間の脳は、非常に受け身な臓器で
五感から得られる刺激をもとに働いているので、上記のような違いをキャッチすると
勝手に緊張感や不安が生じてしまいます。

脳の特性上、それは仕方がないことなので大舞台でできる心の準備は、自分が
コントロールできることをして、いつも通りの状況を作り出すということです。

 

 

具体的な例は下記のとおりです。

試合当日までの対処方

・遠征先に自分がリラックスできるアイテムを何か持っていき宿泊先などで快適
に過ごせるようにする。

・遠征先でもスケジュールに追われて行動するだけでなく、散歩をする時間や
読書をする時間などを作って、自分でコントロールできる時間を持って
心に余裕を生み出す。

 

試合当日の対処法

・普段から自分によって心が落ち着いたり、闘争心を刺激するような心の準備
をする方法を持っておいて、大舞台の時もそれを行う。

・自分自身でも、チームでも大舞台であろうが、何を意識して試合をするのか、
何ができている時に結果が出ているのかを確認して、どんな試合であっても
やるべきことは変わらないということを確認して心を落ち着かせる。

・自分なりのルーティンを決め、それを行うことで一定の集中状態を引き出せる
ようにトレーニングをしておき、大舞台でもいつものようにルーティンを行う。

 

いくつか例を取り上げましたが、どの方法も自分の脳をいつもと変わらないと
勘違いさせることがポイントです。

 

 

現実はいつもと違う大舞台なので、いつもと違う感覚になってしまうことは
仕方のないことです。
いつもと違うと違和感を感じても、それを良くないことだと決めつけたり、
感じないようにしたりするのではなく、自分の意思でコントロールできること
を行って、自分に適した試合に望むリズムを取り戻して下さい。

 

大舞台だから力が発揮できなくなるのではなく、大舞台の雰囲気に飲まれると、
自分が試合に臨むリズムが乱れてしまうために調子が狂って力が発揮できない
ことが多いので、この部分はいつもの試合と同じだと感じることができる
対処法を持って試合に臨むようにして下さい。