ゾーン状態について、最近考えていることを書きたいと思います。

ゾーン状態は、『今に限りなく意識を集中できている状態』だと考えて、AXIAで行っている
メンタルトレーニングは、その精神状態を体感することを習慣づけるという目的でおこなって
います。

そのメンタルトレーニングを、アスリートにやってもらって聴いた感想や、自分で行って体感
していることから考えると、ゾーン状態というのは、自分の行動に関して脳内で文章化して
いない状態なのではないかと思うのです。

 

私たちの行動には、『~しよう』と文章化して行う行動と、気付いたら動いていたという行動
があると思うのですが、より身体に身についていること、できるかどうか不安に思っていない
ことほど後者の行動であると言えます。

例えば、自転車に乗るということは、自転車に乗れる人にとっては手や足の動かし方を頭の
中で文章化しなくても自転車をこげますが、初めて自転車の練習をする人は、上手くできるか
という不安とともに脳内では行動を文章化しています。

 

スポーツにおいては、熟練者になるほど、その競技の動作は自然にできるのですが、相手が
強い、怪我をしている、調子が悪い、周囲の人の目が気になるなどという不安要素が強い時
ほど、自分の動作を確認するために行動を文章化してしまっているように思うのです。
スランプやイップスになっているアスリートの話からは、これが顕著に表れています。

反対に、調子のいい時ほど、頭の中で行動を文章化していないため、気づいたら体が動いて
いたとか、行動を文章化しているのではなく、何となくシュートが入りそう、打てそう、
思ったところに投げれそうなど、自然と浮かび上がってくる感覚を意識が捉えている状態
であると思うのです。

その状態の延長線上にゾーン状態がり、ゾーン状態の時はほぼ自然に浮かび上がってくる
感覚と五感から感じ取っている現実に対して意識が向いていて、意図的に作る文章は脳内
に存在しないのではないかと思うのです。

 

アスリートのコーチングやメンタルトレーニングでは、安易にゾーンを目指す、ゾーン
状態になれるということを軽々しく言うことはありませんが、スポーツの可能性や脳の
働きという観点から、今日深いテーマなのでメンタルトレーナーとして追及していき
たいと思います。

 

 

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