私は、コーチングでも、メンタルトレーニングでも経験よりも体験を重視してアスリートと
関わっています。
特に、私の経験よりクライエントの体験が大切だと考えています。

 

経験とは、見たり聞いたりしたこと、自分が行ったことであり、それが第三者からも客観的に
認められるものです。
例えば、全国大会の決勝の舞台を経験したというのは、本人だけでなく、その他の人もその事実
を確認することができます。

それに対して体験は、自分が実際に遭遇した出来事や行ったことで、その時に心や身体が
どのような反応をおこしたのか、何をどう感じたのかということで、第三者が確認できない
主観的なものです。

人は、表面的には同じような経験をしても、それをどう感じているか、経験をもとにどう行動
したかなどは違います。
その違いが個性であり、自信を構築するための土台になるものであったり、スランプから復活する
ため、さらに成長するための要素であったりします。

 

例えば、人を指導する時に自分の経験だけを伝える一方通行なものの伝え方では、指導を受けた
側の自信が高まりにくいのですが、自分の
経験を伝えることも行いつつ、それ以上に本人の体験を自覚させたり、それを次にどうつなげるか
を考えさせるものの伝え方をされている指導者のもとでは、選手の自信が構築されて、自立心も
育っている傾向が高いように感じます。

私のコーチングでは、その人の体験に関心を持ち、体験を語ってもらうということを重視していて、
体験を語ることでヒントが得られたり、自信が回復したり、モチベーションが上がるという
メンタル面の変化が感じられます。

たま、メンタルトレーニングでは、トレーニングを行うことによって自分が感じたことを自覚して
もらうこと、その感覚を自分で再現するための方法を身につけて頂くことを重視しています。
自分がどういう状態の時に良いパフォーマンスができるのかを知ってもらい、その状態に心身の
状態を近づけるということは良いパフォーマンスを再現するための1つの条件です。

 

このようにコーチング、メンタルトレーニングでは、アスリート自身の体験を重視してサポート
を行っています。
自分の体験に焦点を当てるということは自分自身でも出来ることなので、自分が経験したことを
振り返る時にしっかりと掘り下げて体験として記憶しておくという心掛けを持っていただけると
いいのではないかと思います。

 

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