スポーツメンタルの専門家とは
Q、メンタルコーチとメンタルトレーナーは何が違うのですか?
この質問は、このサイトでは相談を受ける専門家の肩書がメンタルトレーナーとなっているけど、世の中にはメンタルコーチという人もいるので、相談をする上で何か違いがあるのかという質問でした。
A、メンタルトレーナーからの返答
メンタルコーチとメンタルトレーナーの違いはあいまいです。
これらは資格名ではなく仕事をする上での専門性を表す肩書です。
そのため、専門家が自分でどちらを名乗るのかを考えて選択しているという感じです。
メンタルトレーナーを要請している協会で資格認定を受けた場合は、その協会でどのように名乗るかが決められていたりもします。
スポーツメンタルのサポートをしてくれる人を探しておられる方は、専門家の肩書よりもどんなサービスを受けることができるのか、その専門家がどのような実績を持っているのかなどを参考にされると良いかと思います。
サービスを受ける人は、特に肩書の違いを気にする必要はないのですが、専門家が肩書を名乗る際にどちらを名乗るのか選択している基準があるとしたらこのようなポイントだという点を下記に書いているので参考にして下さい。
スポーツメンタルサポートと肩書について
アスリートのメンタルサポートをしている人達は、それぞれは心理的な支援の専門家としての資格を持っている人がほとんどですが、肩書に関してはメンタルコーチやメンタルトレーナーなど、一般の人からわかりやすいものを使用しています。
アスリートのメンタルサポートをしている人は、メンタルコーチとメンタルトレーナーのどちらを名乗っている場合が多いのですが、私はおそらく下記のような基準で名乗る肩書を専門家が選択しているのではないかと思います。
肩書の知名度
肩書は、それを見ることによってどんなサービスを提供している人かわかるということが重要になるので、肩書を選ぶ際にこっちの方が知名度があるのではないかと感じた肩書を選んでいる人もいると思います。
特にネット検索で専門家を探す人が多いので、検索してもらいやすい肩書ということも重要なのであまり個性的な肩書は選びにくいため、メンタルコーチとメンタルトレーナーのどちらかが多いのだと思います。
仕事のスタイルを肩書で表している
肩書を選ぶもう1つの基準は、自分がアスリートをサポートする際のスタイルを強調しているというケースも多いと思います。
メンタルコーチと名乗っている人は、コーチングに重きを置いていて、自分はアスリートをサポートする手法としてコーチングが得意だということを肩書で表現しているように感じます。
メンタルトレーナーと名乗っている人は、メンタルトレーニングに重きを置いていて、アスリートをサポートする際にメンタルトレーニングを指導するスタイルをとっているのではないかと感じています。
私のメンタルサポートのスタイル
私の場合は、普段はスポーツだけでなく、心の病や人間関係、ビジネスの相談など心理に関するさまざまな相談に対応しているため、傾聴を重視するスタイルをとっているのですが、メンタルトレーナーという肩書の方がわかりやすいかなと思いこの肩書を使っています。
アスリートから相談を受けた際には、まず話をよく聴かせて頂きコーチングを主にするのか、メンタルトレーニングを主にするのかは、相談内容やアスリートがセッションを利用することができる機会によって変えています。
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