トップアスリートが抱える心理的課題の解決をサポート

スポーツのパフォーマンスは、フィジカル、スキル、メンタルが噛み合ってこそ発揮されます。
その中でもメンタルは一番不安定であるからこそ、メンタルが未熟であっても勢いに乗っている時は高いパフォーマンスが発揮できることもあります。
反対にフィジカルとスキルが高いレベルであってもメンタルが不安定であればパフォーマンスは低下します。
私がアスリートにコーチングとメンタルトレーニングを提供しているのは、アスリートに実力が発揮できるメンタルの成長を促すことが目的です。
メンタルトレーナーが必要な理由
人間の脳の発達には順番があります。
その順番は、生命維持機能を司る脳幹の発達が一番早く、次に感情や短期記憶などを司る大脳辺縁系、そして最後に学習、コミュニケーション、感情や行動のコントロールという人間らしい働きを担っている大脳新皮質が発達するというものです。
そして、大脳新皮質の中でも意思、思考、創造などの高次脳機能と関連している前頭葉の発達が他の脳の部位に追い付くのは25歳くらいだと言われています。
アスリートは、早い人で中学生くらいから日本代表候補になる人もいますが、それは試合という緊張感のある状況で力を発揮するための脳機能、身体能力はある程度成長しているからです。
ただ、前頭葉の発達はまだ不十分なので、結果や調子が悪くなった時、同世代の選手が伸びてきた時、日常生活で精神的なダメージを受けた時などに心理状態が不安定になって回復しにくいため、そこから大きく崩れてしまう選手も出てくるのです。
人間の脳の発達を踏まえるとメンタルトレーナーのサポートを受けるということは、まだまだ未発達な前頭葉の働きを補ってもらう、戦うために必要な脳機能の発達をさらに促進してもらうとことだと考えて頂ければ良いかと思います。
プロや日本代表として活躍しはじめる年齢も早ければ10代後半から20代前半です。
この大切な時期にサポートを受けることは、身体的な能力の発達が進む中でそれをパフォーマンスとして発揮できるメンタルの安定を図ること、自分自身でメンタルを安定させて力を発揮する自己管理能力を獲得することにつながります。
一人では安定を図ることが難しいメンタル面の課題の解決とアスリートとしての心理的成長を一緒に進めていく存在がメンタルトレーナーです。
アスリート、チームからの主な相談依頼
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アスリートが抱えている課題によって、メンタルを構成するどの要素にアプローチすればいいのかに違いがあります。
メンタルは目に見えないので、アプローチを間違っておかしな方向に進んでしまっても気づくまでに時間が掛かってしまいます。
メンタルトレーナーのサポートを得ることが有益なのは、多くのアスリートの心理的課題の解決をサポートしてきた実績からどのようなアプローチをしていくことが望ましいのかを判断して適切な取り組みを提案してもらえるからです。