動体視力と反応速度の向上
ビジョントレーニングを行う大きな目的は、動体視力と反応速度の向上です。
人間の眼は、脳にダイレクトに神経がつながっているため、眼から脳をコントロールすることが可能なのです。
周辺視の活用
物を見る時の目の使い方には、中心視と周辺視の2種類があります。
中心視は、物をよく見ようと凝視する目の使い方で、視覚から得られる情報量は周辺視よりも少ないと言われています。
それに対して周辺視は、目を向けている対象を中心にその周囲の物も見ようとする目の使い方で、視覚から得られる情報量も中心視を使っている時よりも圧倒的に多いと言われています。
周辺視を使っている時に資格から得られる情報量が多いということは、動いているものを見極める力も向上しているので動体視力が上がっている状態でもあります。
思考よりも直観を優先する状態
中心視を使っている時は、眼の焦点を目標物に合わそうとするために、眼の周辺の筋肉は固まり脳の働きも一つのことに囚われやすくなっていて、目から入ってきた情報に対して直観的に動作を起こす力が落ちています。
しかし、周辺視を使っている時には、多くの情報を得ようとするため眼の周りの筋肉も柔らかくなっていて、脳も眼の前で起きる出来事に瞬時に反応する準備ができています。
中心視を使っている時は、どうしても思考が優位に働いてしまいますが、周辺視を使っている時は眼から入ってきた情報に対して素早く行動が起こせる脳の状態になっているのです。
トレーニングの様子
ビジョントレーニングは、下記の写真のように道具を使わずにできる方法と道具を使って行う方法がありますが、自宅でもトレーニングが行いメンタルトレーニングを習慣化していただくために道具を使わない方法を重視してお伝えしています。
その上でメンタルトレーナーの指導のもとビジョントレーニングを行う際は、パソコンやそのほかの道具を使ってのトレーニングも行います。