スランプになりやすい人は責任の追い方を見直せ
前回の記事では、勝負ごとにおける責任と原因は切り離して考える方が良いという記事を書きました。
今回は、そもそも勝負における責任とは何かということについて書きたいと思います。
おそらく何を持って責任と考えるかは、人によって違うと思いますが、その内容によっては自分にのしかかる重圧が大きくなるので、こんな風に捉えてみてはどうかという提案をさせて頂きたいと思います。
責任とは何か
勝敗に影響するチーム内での責任は、チームリーダーやポジションごとのリーダーのような立場としての責任と試合の中でどのようなプレーを求められるのかという責任に分けられます。
そして、責任を果たすということは、責任に伴う行動を遂行することと、その結果を受け止めてより良い形に改善していくことだと考えてみましょう。
責任を果たそうと行動を起こす場合、チーム作りなら指導者やチームメイトという他人がいて、試合なら相手とチームメイトという他人がいるので、結果に関しては自分が完全にコントロールできるものではありません。
責任とは、あくまで行動を起こし、継続してやり抜くことであり、勝敗の原因というものは、責任を遂行した結果生まれるものです。
責任の遂行と結果の関係
責任を遂行して生まれた結果は、次の責任を遂行するための情報であり財産なので、結果を次の行動に活かしていくことが大切なのであって、結果は個人の責任を追及するためのものではないと考えられます。
勝負における責任とは、個人の行動をしばったり、機会を奪うことではなく、結果をもとにしてより良い行動を考えて遂行することではないでしょうか。
責任と結果が生まれた原因を混同してしまうと、失敗を恐れたり、周囲の評価を恐れて体が動かなくなってしまうので、自分の中で責任と原因を分けて捉えることで、自分のパフォーマンスに制限を掛けているものを振り払ってほしいと思います。
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