運動能力を強化するメンタルトレーニング

メンタルトレーニングは、運動能力の強化にもつながります。
それは、メンタルトレーニングは考え方や受け止め方の改善ではなく、脳の働きをコントロールすることで高パフォーマンスの発揮を促すものだからです。

人間の体は、体性神経といって骨格を動かすために筋肉に命令を伝える神経と、自律神経といって人間が意識しなくても内蔵を働かせてくれる神経があります。

体性神経や自律神経以外でも、知覚神経などスポーツをするために重要な神経があるのですが、その神経の働きをコントロールするための手段がメンタルトレーニングなのです。

運動能力とは

私たちは、素晴らしいパフォーマンスを発揮したり、人よりも早くスキルを修得する人を見て運動神経がいいと表現していますが、実は運動神経という神経はありません。
運動神経が良いと感じるのは、上記で説明した神経の働きによって表現された運動の結果を見て感じていることなのです。
さまざまな神経の働きによってスポーツのパフォーマンスが構成される力のことをコーデネーション能力といいますが、その能力のことを運動能力ととらえて頂いて良いかと思います。

運動能力を向上させるためには、脳と神経の働きをより良くすることが必要になってきます。
AXIAで行っているメンタルトレーニングは、体性神経、自律神経、知覚神経の働きにアプローチするものなので、運動能力を向上させることが可能なのです。

運動能力を構成する要素

一般的に運動神経と言われている運動能力は、下記の6つの能力を含んでいます。
当然、どの能力も高い方が運動能力も高いのですが、人によって個人差があるので、弱点を補うのか、強みをさらに強化するのか、どんなプレーを伸ばしたいかで、向上させる能力も違ってきます。

1.状況把握能力
五感から得られる情報に対して予測する力

2.タイミング能力
状況に合わせて、適切なタイミングに体を動かす力

3.ポジショニング能力
自分の手足をパフォーマンスを行う上で、適切な位置に持ってくる力

4.グレーディング能力
運動の際に発する力の強弱を調整する力

5.持続力
正しい動きを何時間でも継続できる力

6.素早さ
瞬発的に動く、動きを切り替える力

上記の能力は、体性神経、自律神経、知覚神経をトレーニングで刺激することで向上するのですが、どの能力を向上させるのかでトレーニング方法が違ってきます。
メンタルトレーナーは、そのトレーニングの立案、指導も行います。

子供のころから取り組みたい運動神経の強化

人間には神経の発達が活発な時期があり、その時期はゴールデンエイジと言われています。
大雑把にいうと3歳から14歳くらいまでの時期なのですが、細かく分けると下記のようになります。

・プレゴールデンエイジ    3歳~8歳
・ゴールデンエイジ      9歳~11歳
・ポストゴールデンエイジ   12歳~14歳

それぞれの年代によって適したトレーニングがあり、簡単でもいいので小さい頃ほど多様な動きを行う機会があることが望ましいと言えます。
公園で遊ぶことなどが大切なのも、いろいろな遊具で体をしっかりと使って遊ぶことが運動能力の土台を作るからです。

上記の年齢は、あくまで指標であり個人差があります。
3、4歳くらい時期が前後すると言われていて、大人になってからでも神経の働きは発達することがわかっています。
ただ、子供の頃から脳科学的な理論をもとにしたトレーニングを行う機会があるのなら、やっておいて損はありません。
日本のアスリートが世界で戦っていくためには、ゴールデンエイジと呼ばれる時期の過ごし方が1つのターニングポイントになるかもしれません。

子供の将来を見据えてメンタルトレーニングを受けさせたいとお考えの方は、お子さんと一緒に相談に来て下さい。

コーチングで分析、メンタルトレーニングで対応

運動神経を向上させたい、子供にメンタルトレーニングを受けさせたいという方は、まずはコーチングで話をよく聴かせて頂きます。
その上で、アスリートの個性と競技の特性を考えてトレーニングを提案させて頂きます。

脳と神経の働きという観点からパフォーマンスの向上に取り組みたい方は、一度ご相談下さい。

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