選手生命を終わらせるイップスという悩み
スポーツに関する相談の中で、最も多い相談内容がイップスです。
イップスというと聞きなれない言葉だと感じる方もおられるかもしれませんが、ゴルフ、野球、ソフトボール、テニス、卓球など、主に球技をしている方が陥ってしまう問題です。
イップスになると、考えられない暴投をしてしまったり、ボールを打つ時に体が固まってしまうという不思議なことが何度も起きてしまいます。
このようなことが起きる背景には、イップスになる技術的要因を持っているということ、イップスになるきっかけとなる体験をしたことなどが掛け合わさり、1つのパフォーマンスにおいて自分の心身を制御できなくなってしまうという問題があります。
イップスは正しい知識と方法で改善を目指すもの
イップスは、複数の要因が絡み合って生じているので、闇雲にフォームを改善しようとしたり、考え方を改めようとすると余計に深みにはまってしまいます。
一人でもがいて本来の自分のパフォーマンスを忘れてしまい、自信もなくなってしまって選手生命を自ら終えていく選手も少なくありません。
自分がイップスかもしれないと感じたら、まずしっかりとした知見を持っている専門家に相談することが望ましいと言えます。
1度のミスがイップスに変わっていく過程
アスリートがイップスのを治したいと相談に来られた時、治したいという思いを持っているのと同時にもう治らないのではないかということも思っておられます。
人によっては、何年も努力をしてもイップスが改善しなかったため、もう治らないという思いが強くなってしまうこともあるのです。
そのため、例えばピッチャーの投球イップスだとしたら、投球をする時のイメージはイップスによる暴投を投げているイメージしか浮かばなくなってしまっています。
イップスの始まりは、1度のミスから始まることが多いと言えます。
ミスをしたことが気になり、次のプレーの時にもミスをイメージしてしまうことで動きが委縮したり、動作に躊躇が生まれてまたミスをしてしまう。
このような体験がミスをするイメージを強化してイップスに近づいていくのです。
ネガティブイメージがイップスにつながる理由
あなたにも以下のような体験は無いですか?
試合で暴騰をしてしまってから、その場面が頭をよぎるようになる。
そんな中でピッチングをする時に、自分の意識レベルでは、ストライクゾーンや狙ったところに投げようという意思は持っているが、それ以上に暴投をしてしまうイメージが強く残っていて、頭の中では『暴投をしてはいけない』という思いを自分に言い聞かせる。
しかし、そう思うほど上手く投げることができずにコントロールが乱れ、時には暴騰をしてしまう。
なぜこのようなことが起きるのか・・・その理由は脳の仕組みにあります。
人間の脳で文章化したものはイメージに変換されて動作の手掛かりとさせれるのですが、動作を起こすためにイメージを保持している脳の部位は主語や述語を正しく理解することができません。
そのため、『暴投をしてはいけない』という文章から、暴投という言葉を切り取って暴投しているイメージを形成して動作の手がかりにしてしまい、イメージ通りに暴投をしてしまうのです。
この意識とイメージの関係によって暴投という動作が引き起こされてしまうことがイップスになる、またはイップスが改善されない理由の一つなのです。
このことからもイップスが技術だけでなく、心理や神経が関係している問題だと言えるのです。
イップスを悪化させてしまう言葉
イップスになってから自力で改善しようとすると、イップスであることに気づいた指導者やチームメイトからさまざまな声が掛かるようになり、イップスが悪化したという人もおられます。
ずばり、イップスを悪化させてしまう言葉というのは、、、「気にするな」、「思いきり投げろ(打て)」という言葉です。
それは、イップスというもののメカニズムが関係しています。
イップスになってしまうのは、心理的要因があるのですが、イップスが定着してしまうのは心理よりも神経の働きが関係しています。
そのため、イップスを気にするなと言われると、気にしないようにしようと考えることで余計にイップスで悪くなっているパフォーマンスのイメージが頭に浮かんでしまい、ミスをしてしまうのです。
また、思いきり投げたり、打ったりしようとしても、神経の働きが筋肉の動きや力加減を生み出しているので、思いきり投げるという意識では余計に力が入ったり、それを緩めようとするとまったく力が入らなかったりということが起きます。
イップスを自力で直すことが難しいのは、上記のようなことも関係しています。
イップスを克服するために必要なのは、気にしないということや思いきり投げる(打つ)ということではなく、別の意識の持ち方を取り入れる必要があるのです。
その別の意識を定着させていくことが、イップスを直すだけでなく、再発を防ぐことにつながるのです。
イップスを克服するためのメンタルトレーニング
当社では、イップスの改善をサポートしていて、相談に来られる方にはメンタルトレーニングとしていくつかの方法をお伝えしています。
イップスになってしまうと、体が思うように動かない、自分の技術レベルからは想像もできないミスをしてしまうので、どうやって改善したらいいか途方に暮れてしまいます。
でも心配はいりません。
イップスを克服したという事例もたくさんあります。
これまでに野球、ソフトボール、ゴルフ、テニス、卓球、サッカー、陸上、ボーリング、ダーツなど、さまざまな競技のアスリートからイップスの相談を受けていますが、相談にきて半月以内に改善が見られたという人も何人もおられます。
当社では、心理状態だけでなく神経の働きにアプローチするメンタルトレーニングを行っているのですが、それらの方法を学んだ後にイップスが出ていないという事例があります。
イップスで悩んでいる人は、1人で抱え込んで悪化させてしまうことを続けている人もいます。
そうなるとどんどん状態が悪くなってしまうこともあり、競技を続けるモチベーションも見い出せなくなってしまいます。
そのような状態になる前にイップスについてしっかりと理解して克服の取り組みが始められるようにしてほしいと思います。
イップスの相談に来られた方については、イップスのメカニズムと克服のためのトレーニング方法をしっかりとお伝えいたします。
競技人生をイップスで終わらせないために一度ご相談ください。
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