Numberという雑誌があるのですが、そのWEB版に面白い記事がありました。
この雑誌は、大学生のころから読んでいるのですが、アスリートを深堀するインタビューが掲載されていて、私が競技を問わずアスリートの心理に関心を持つきっかけの一つになったと思っています。

私が今回興味を持った記事は、上原投手は軌道をビジュアライズ(脳内でイメージ化)する能力が高いということが書かれたものです。

上原浩治の制球力はやはり天才的

 

なぜ私がこの記事に注目したかというと、それは私がアスリートに提案しているイメージトレーニングとして、軌道を描くイメージ力を高めるというものがあるからです。

実は、トップアスリートの脳に関してはいろいろな研究結果があって、トップアスリートは軌道を描くイメージ力が高いと言われています。
そのため、軌道を描くということを自然とできるようにトレーニングによって軌道をイメージする癖をつけましょうとメンタルトレーニングの中で提案しているのです。

軌道をイメージする効果

軌道をイメージすることで、どんな競技でも下記のような効果があると考えています。

・動きの精度が上がる
・集中力が途切れにくくなる

動きの精度については、自分が投げる、蹴る、振るなどの動作を行う際に、自分の動作とその影響を受けるボールやバットなどの道具の動きを、軌道という具体的な道標に向かって発生させようとするため向上していきます。

集中力に関しては、軌道をイメージするということは、ほんの少し先の未来を予測するということでもあり、予測を持続する心理状態こそが『今』に意識を向けた状態で、それが集中力を発揮している状態であるため、軌道という具体的に意識を向ける対象を持っておくことで集中力を持続するこつなので軌道をイメージすることで生まれる効果だと考えています。

軌道をイメージするメンタルトレーニングの実例

軌道をイメージする力は、競技問わず必要であり、自分のパフォーマンスの伸びしろでもあるので誰でも取り組んでいただく意味はあるのですが、早急にその力を身につける必要があるのがイップスです。

私のところにはイップスの相談が非常に多いのですが、メンタルトレーニングとして軌道を描くイメージトレーニングを継続することでイップスを克服している方がたくさんおられます。

なぜ軌道を描くイメージトレーニングがイップスの克服につながるのかは企業秘密ですが、イップスという選手生命を奪いかねない問題に対して有効であることはこれまでの経験で実感しています。

ここには具体的な方法は書けませんが、軌道をイメージする力を強化するトレーニングはいくつかの方法があるので、アスリートには是非取り入れてみることをお勧めします。

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