スポーツをするにあたって、予測という心理は非常に重要です。

競技別に見てもそれは明らかです。
野球なら、100~150キロのストレートや変化球を相手の動きやボールの出所からどのあたりにボールが届くのかを予測してバットを打っています。
守備でも、ボールがバットに当たった音や当たった瞬間のボールの方向から、どこにボール飛んでくるのか予測しています。

バスケットやサッカーなら、相手をドリブルで抜く時にディフェンス側の動きを予測して次の動作を決めています。

剣道なら、相手の目や剣先の動きから、どんな技を出すのか、どのように守るのかを予測して自分の打突を選択しています。

さらに実は陸上競技でも無意識の予測が働いています。
例えば、走るという動作も無意識に予測をして足を出しているのでスムーズに足が回転したり、転ばないようにしています。

 

一見、予測など必要なさそうな競技でも予測という心理を働かせているのです。
目に見えているものに対して次の動きを予測しているということは容易にわかりますが、予測は自分の体の動きや力の出力にも無意識に働いているので、その予測力が弱いとどのタイミングでどのくらいの力を入れていいのかということが曖昧になるので、パフォーマンスが低下してしまいます。
運動神経の悪い人は、予測力が低いということも言えるのです。

どの競技でも予測力が必要であるということは、予測力の程度がパフォーマンスに差をつける一つの要素でもあります。
そして、予測というものは脳内で起きている働きであるため、普段から予測する習慣がある人の方が予測力が高まっていくと考えられます。

身も蓋もない話かもしれませんが、対人競技においては子供の頃から勝負強い人ほど予測力を良く使っていて、競技歴の分だけ予測力を使っていない人との予測力の差は開いている可能性があります。

これから、しばらくの間はこのスポーツで重要な予測という心理についてさまざまな観点から記事を書いてみたいと思います。

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