次の試合に活かせる反省とは
心理状態は、必ずパフォーマンスに表れます。
試合で良いパフォーマンスができた時も、思うようなパフォーマンスができなかった時も、その時に自分はどんな心理状態だったのかということを振り返ることが大切です。
振り返りをして、自分がどのような心理状態の時にどんなパフォーマンスになるのかを分析すると、今後のトレーニングの方向性が見えてきます。
試合の後には、自分のどんな心理状態がどのようなパフォーマンスを生んでいるのかを自覚する習慣を身につけて欲しいと思います。
心理状態とパフォーマンスの関係を分析
心理状態が安定している時と不安定な時では、パフォーマンスの違いが生じます。
心が安定している時は、足がしっかりと地についていて、足の動きはスムーズで力強くなります。
しかし、心が不安定な時は、動きがぎこちなく、力強さも失われます。
また、自信がある時は、相手をしっかりと見れたり、正しい視線の位置を保てますが、不安や迷いがある時は目がうつむきがちになって相手との距離や人やボールの動きに目が着いて行かなくなってしまうこともあります。
試合の後、結果が良い時も望ましくな時も、自分がどんな心理状態で試合をしていたのかを振り返ってみてください。
反省は具体的に
心理状態は必ずパフォーマンスに表れるので、試合があった時は心理状態とパフォーマンスの関係について考えて、出た結論を良いパフォーマンスの再現や悪いパフォーマンスの防止に努めると競技力が上がります。
また、自分にとってショックだった敗戦ほどしっかりと分析をしておかないと、闇雲に同じようなことが起きることを怖がったり、相手に過剰な苦手意識を持つことになったりするので、試合の後は心理状態とパフォーマンスの関係に焦点を当てて振り返ってもらいたいと思います。
反省をするということは、『~が悪かった』と敗戦や失敗の理由を明らかにして終わることではなく、同じことを繰り返さないように『次は~する』と、何をするかということを決断することです。
自分がどのように行動するかということが曖昧なままでは、次の試合に漠然とした考え方のまま臨むことになってしまうので、行動を明確にしておくことが必要なのです。
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