今回は、私のLINE公式アカウントに登録してくださっている方からの質問に対する返答です。
質問者の情報を守るため、質問の内容は必要な部分だけを公開しています。

わがままなと自己主張の違い

質問の内容

Q.団体競技をする上で、性格がわがままであることは問題ないのでしょうか?

※サッカー、バレー、野球、バスケなどの団体スポーツをしている人からの相談ですが、格闘技や陸上競技など個人競技にも当てはまる内容でお答えしているので参考にして下さい。

A.『わがままでも良いのか?』という疑問があるということは、おそらく自己主張が強くても良いのかということがこの問いの本質ではないかと感じました。
アスリートには、自己主張の強さは必要なのではないかと思います。
特に今は競技を問わず海外で選手生活を送る人も増えているので、自己主張ができる選手でないと自分のことを意識してもらうことすら減ってしまう可能性があります。
下記にわがままと自己主張の違いについて説明しているので、その内容を読んで下さい。

自己主張の先にどんな目的があるのか

【わがまま】という言葉を辞書で調べると、『自分の都合を中心に考え、行動するさま』、『他人の都合を顧みないさま』という意味が書かれています。
一方、【自己主張】を辞書で調べてみると、『人間が社会生活の中で自己の意見や考え、欲求などを他人に伝えること』と書かれてあります。

私は、そもそもスポーツの世界だけでなく、社会生活を営む上で自己主張は必要だけど、他人の都合を顧みず、自己中心的な主張になってしまうとわがままになってしまうので、気を付けた方が良いという解釈で良いのではないかと思います。

例えば、チームの中では『試合に勝つ』、『チームを強くする』などの共通の目的があると思いますが、自分の自己主張がこの目的から外れていないのであれば、チームのことを考えているのでわがままを言っているということにはならないと言えます。
自己主張の先の目的が、自分だけが得をするものや自己保身のためのもの、そして自分の主張が通ることで誰かが不利益を受けるものであれば、その自己主張を強くすれば周囲の人からわがままと思われてしまうでしょう。

競技生活、ビジネス、家庭など、自分が送ってきた生活を振り返ると、上手く自己主張ができる人は、他人にこの自己主張の目的が何かを理解してもらえるように話ができる人だと感じています。

自己主張が衝突したらどうすれば良いのか

自分の自己主張がチームのことを考えたものであっても、他人が同じようにチームのことも考えて別の自己主張をしてくることがあります。
このような時は、お互いが自己主張を続ける限り意見が衝突してしまいますが、最終的に自分の意見を通してもわがままだと思われてチームメイトからの信頼を失わない人はどんな特徴があるのでしょうか。

自己主張を通してもわがままだと思われない人の特徴の1つは、上記にも書いているように他人に自己主張の目的を理解してもらえるように話ができるということです。
もう1つの特徴は、相手の主張を否定することなくじっくりと聴く力を持っているということです。

自分と相手の主張に違いがあると感じたら、すぐに相手の主張を否定しようとする人は自分の主張が通っても周囲からわがままと思われたり、主張をした相手のプライドを潰してしまい反感を買う可能性があります。
お互いの主張が対立しても、相手の主張にも耳を傾けつつ、自分の主張も行っていくことができる人は、わがままだと思われにくいでしょう。

相手の主張を強引に潰そうとせず、話に耳を傾けていても、自分の主張と主張の先にある目的との関係が合理的であれば主張が通る可能性が高いと言えます。
自己主張が衝突する時は、相手の主張に耳を傾けつつ自分の主張を行って下さい。

わがままでチームの雰囲気を悪くしてしまう選手ではなく、強い自己主張がチームメイトの意識の向上につながるような影響力を発揮できる選手は、自己主張に合理性があり、他の人の主張を尊重しつつも自分の主張を通すことができる人なのではないかと思います。

 


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