ケガをした時こそイメージトレーニング

競技生活で全くケガをしないというアスリートは稀だと思います。
競技生活が長ければ長いほど、ケガをした体験というものも増える可能性があります。

ケガをすると、せっかく鍛えてきた筋力が衰えるので、そのことを考えると焦りや不安が生まれて、メンタル面も不安定になってしまうことがあります。
そのため、今回はケガをしてしまった時に、筋力の低下を防ぐためと、そのための取り組みによって安心が得られるように、筋力が鍛えられるイメージトレーニングについて説明したいと思います。

イメージトレーニングが筋力をアップさせた実例

過去にアメリカのあるオハイオ大学で下記のような研究がされたそうです。
被験者を2つのごループに分け、全員の利き腕とは反対の腕にギブスを付けて4週間ほど暮らしてもらったそうです。

そして、一方のグループは、腕を使って筋力アップのためのトレーニングをしていることをイメージするということを4週間ほど続けてもらい、もう一方のグループはイメージトレーニングをせずに過ごしてもらったそうです。
その結果、イメージトレーニングをしていないグループの人は、イメージトレーニングをしたグループの人はに比べて、筋力が50%ほど多く低下したそうです。

イメージトレーニングと体感

実際に筋肉を使ったかのように想像力を働かせるイメージトレーニングを行うと、イメージによって脳から神経を伝わって筋肉に刺激が伝わります。
実際にトレーニングをしていなくても、イメージによってトレーニングの際に筋肉が得られる刺激と同様の刺激が生み出されている場合、筋力はしっかりと鍛えられているのです。

イメージトレーニングが上手くできている時は、試合のイメージをしたら緊張している時に感じられる体の反応を感じることができたり、筋力トレーニングのイメージなら筋肉が伸縮している感覚を感じることができます。

もしケガをしてしまったら、身体反応が感じられているかどうかを意識してイメージトレーニングをしてみて下さい。
イメージトレーニングを行ったことによって、筋力の低下を抑えることはもちろん、心理的な焦りや不安も軽減できると思います。

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