サポートしている剣道の選手には、ビジョントレーニングを提案しているのですが、剣道と眼に関する知識を増やそうと思って文献を探していると、面白い文献を見つけることができました。
この文献では、日本代表候補でもある全日本の強化指定選手、大学のインカレ出場経験のある選手、そして大学に入り公式戦出場機会のない選手のさまざまな視機能の比較を行ったものです。
ここでは単純な結果だけをお伝えしますので、詳しい内容は上記文献を読んでみて下さい。
文献の結論では、眼で見たものに対して素早く適切に反応する能力のみが、明らかに強化選手と大学の選手が高く、大学控え選手よりも勝っていると書かれています。
それ以外の能力は、目立った差は認められなかったそうです。
一流大学の選手群には、将来代表入りする可能性のある選手たちもいることが、強化選手と大学の選手との間に眼と手の協調運動の差が見受けられなかった原因かもしれません。
上記から、大学生にしろ、一般社会人にしろ、一流選手は、眼と手の協調運動という能力が高いことが明確になり、その能力を鍛えることは剣道の実力向上に有益である可能性が高いとわかりました。
眼と手の協調を高めるトレーニング
文献によって上記のようなことが分かると、何をどう鍛えたらいいのかが明確になります。
あとはその方法が重要になりますが、どんな方法で鍛えるかがセンスが問われるところです。
個人でトレーニングを行う場合でも、指導者として選手に実行させる場合でも、私のようなトレーナーという立場からトレーニングを提供する場合でも、実践につながるトレーニングを思いつくかということがポイントです。
当然、私はそのトレーニングをクライエントに提供していますが、あまり詳しく書けないので、ブログを読まれている方は、自分なりにいろんな方法を試してみて下さい。
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