今回は、私のLINE公式アカウントに登録してくださっている方からの質問に対する返答です。
質問者の情報を守るため、質問の内容は必要な部分だけを公開しています。

人間の動きを生み出す2つの意識

質問の内容

Q.試合になると体が上手く動かなくなるので対処法を教えて欲しい?

※この質問は、同時期に複数のアスリートから頂きました。
質問者は、空手、剣道、野球、サッカーの選手で、年齢はさまざまです。

A.試合になると体が上手く動かなくなるということを感じている選手は、以下で説明
している2つの意識が関係しているかもしれません。

テニスのコーチが提唱したインナーゲームというスポーツ心理の考え方があるのですが、
その中でセルフ1、セルフ2という体を動かすための意識が紹介されています。
セルフ1とセルフ2は、それぞれ以下のような特徴があります。

セルフ1
セルフ1とは、腕や足の動かし方、重心の運び方など、体の動きをコントロールしようと
する意識のことです。
セルフ1の特徴は、心の中で意識を言語化して体を動かそうとするという点です。

セルフ1は、練習の際に新しい動きを獲得する時には必要な意識です。
意識的に自分の体をコントロールして動きを覚えていくという作業を反復することにより
新しい動きが定着していくのです。
新しい動きが定着するということは、あまり意識をしなくてもその動きを再現できると
いう状態です。

セルフ2
セルフ2とは、強い打球を打つ、球速の速いボールを投げる、○○という技を決める、
相手の攻撃をかわす、強いシュートを打つ、相手のボールを奪うなど、効果を求めて
体を動かそうとする意識です。
セルフ2は、動作の効果を意識した瞬間に動作を起こしているという特徴があります。

セルフ2は、試合の時に優位に働いて欲しい意識です。
セルフ1を使って練習で獲得した動きは、セルフ2の効果を意識するだけでスムーズ
に発揮できるレベルに達している動きなので、試合の中ではセルフ2が優位に働けば
良いパフォーマンスができるのです。

試合でパフォーマンスが発揮できない時に働いている意識

セルフ2の説明にあるように、試合では体の動かし方を意識しなくても、効果を求める
ことによって必要な動作が起きることが理想なのですが、試合中に何らかの理由により
セルフ1の働きが強くなってしまうと動きが鈍ってしまうのです。

例えば、『ミスをしたらどうしよう』、『上手く見せたい』というようなことを思うと
セルフ2の働きよりもセルフ1の働きが上回ってしまうとパフォーマンスの質が低下
するという感じです。

不安になっている時、良く見せようと見た目を気にしている時などは、セルフ1が働き
やすくなりセルフ2よりもセルフ1が優位に働いて、相手やボールの動きに対して反応
が遅れたり、動きに上手く力が乗らなかったりすることが起きてしまいます。

セルフ2の働きを高めるための準備

試合の中でセルフ2の働きを高めるためにできる準備は、呼吸法を行いながらイメージ
トレーニングを行い、その中で闘争心を高めていくことです。
呼吸を落ち着けることは不安を和らげることになり、闘争心を高めることは目の前で
起きることに瞬時に反応する脳の状態を作ることになります。

もう1つセルフ2の働きを高めるためにアスリートに提案している方法は、ビジョン
トレーニングです。
ビジョントレーニングは動体視力の強化だけでなく、脳の情報処理能力を高めるために
有効な方法でもあります。
詳しくは下記で案内している記事で説明しているので読んでみて下さい。

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