目的を達成するメリットを具体的にイメージする
試合前には、イメージトレーニングをして試合に備えるということもあろうかとは思いますが、パフォーマンス以外のことを具体的にイメージすることも大切です。
イメージとは未来予測でもあり、それは適切な準備につながります。
目的を達成するためには、準備力を向上されることも大切なので、イメージを働かせて適切な準備のできるアスリートなりましょう。
目的達成のためのサポーター
目的は、高ければ高いほど達成することは困難になります。
さらにスポーツ界でも、スキル、フィジカル、メンタルと専門的な理論に基づき強化を図っている選手やチームも多くなっていて、闇雲に努力をするだけでは他人と差をつけることが難しくなっています。
そのため、目的設定と同時に、自分が目的を達成するためにサポートしてもらいたい項目や人をあらかじめ考えておくことも大切です。
そうすると、いざという時に慌てなくてもすみ、時間を効率よく使った取り組みが可能になります。
また、専門的なサポートが必要なことを自分だけで乗り越えようとして遠回りしてしまうこともあるので、困った時は素直にサポートを受けることも目的を達成するための近道です。
他人への思いが力を引き出す
人間には防衛機制という心の働きがあります。
この働きは、自分を守ろうという働きで、無意識に言動として表れます。
人間は、自分の心身を守ろうとする心の働きが強いため自己保身を考えてるとスポーツの場合、思い切ったパフォーマンスが出なくなってしまいます。
このような心のブレーキを外してくれるのが思い入れのある他人です。
親を喜ばせたい、チームメイトと感動を分かち合いたい、指導者に恩返しがしたいなど、本気で他人のために行動する時は防衛機制が働きにくくなり、思い切ったパフォーマンスが発揮されやすくなるのです。
そのため、目標達成やそのための取り組みで、誰にどんな影響を与えたいかをイメージしておくことは大切なのです。
目標達成時の自己イメージ
アスリートにコーチングを行っている時、「あなたが掲げている目的を達成する人というのはどんな人?」という質問をすることがよくあります。
そして、その答えを聴いた後に「今のあなたは、その人と比べて何が違う?」という質問をします。
このようなことを聴く意図は、目的を達成している人は、目的達成の直前に達成するに相応しい人になったわけではなく、達成するずいぶん前の段階でそれに相応しい人になっていたと考えられ、達成したい目的を掲げるのであれば、目的設定と同時に目的を達成するにふさわしい自分をイメージして、今からそのイメージに相応しいふるまい、努力をしていこうという提案を
します。
アスリートとしてどのような能力を持っていて、どのようなパフォーマンスが可能なのかということ、一人の人間としてどのような人格であるべきかということを具体的にイメージして、それを演じることで目的達成に近づこうという提案をしています。
ストーリーをイメージする
目的が決まったら、その目的に対してどのようなストーリーで達成を迎えるかもイメージしてみるといいでしょう。
ストーリーをイメージすることは、目的達成までの道のりが難しいほどに必要になります。
それは、目的達成の過程で落ち込むこと、自信を失いそうになる敗戦や失敗もあるため、そういう状態に陥った時に立ち直る時間を早くするためにもあらかじめストーリーの中に苦労する出来事を入れておいて、望ましくない結果も受け止めながら目的達成を目指すための心の準備ができるからです。
メンタルノートでのイメージ強化
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