メンタルは2つの方針で強くなる
何事も目的を達するには、どのような方法で行うかという具体的な方針が必要です。
メンタルを強化したいという願望があっても、メンタルを強化するということは、具体的にはどういう状態を目指すのかという方針がないと願望を持ったまま時間が過ぎてしまいます。
そのため、今日からでもメンタル強化に取り組めるように、メンタルを強化するための方針をお伝えしたいと思います。
私の行っているアスリート向けのメンタルサポートにおける方針は以下の2つです。
1.目的を達成するための習慣を確立すること
2.脳をコントロールする知識と技術を身につけること
目的を達成するための習慣を確立
1つ目の方針は、練習はもちろん、それ以外の場面も含めた日々の生活の中に目的達成につながる習慣を定着させることを目指すものです。
試合で優勝するという目的も、達成することで満たされる欲求があるからこそ、達成するために努力ができます。
目的達成につながる努力を習慣化することができれば、目的を達成する可能性も高くなりますが、美味しいものをたくさん食べたい、遊びに行きたいというような目の前の欲求が、努力が習慣化するのを妨げることもあります。
人間は、目的を持っていても、すぐに満たすことができる欲求に負けてやるべきことが継続できなくなってしまう可能性があるからこそ、目的を達成するために欲求をコントロールするメンタル力を養う必要があります。
そのメンタル力は、やるべきことは強い意志の力でやるのではなく、当たり前のようにやるべきことを継続できる習慣化なのです。
人間の脳は、最初は意思の力を使って継続しなければならない行動でも、継続することで自然な習慣に換えてしまうという特徴を持っています。
必要な行動を意思の力で行ってきたものが、習慣に代わるということもメンタル的な成長であり、強化でもあるのです。
そして、スポーツが努力の継続によって自分のスキルやフィジカルを向上させて行くという性質上、やるべきことが習慣化できるというのは強くなるための大きな土台となるのです。
脳をコントロールする知識と技術を身につける
2つ目の方針は、人間の脳の働き、試合に向かうために良いメンタル状態を作るための方法を知ることで、自分でメンタルコントロールができるようになっていただくということです。
スポーツにおいては、誰もが『勝ちたい』という欲求と『負けたらどうしよう』、『相手は強いのではないか?』という欲求が満たされない時にショックを和らげるための防衛反応が、試合前も試合中も心の中に生じて、それがパフォーマンスに影響します。
勝ちたい欲求も負けて恥ずかしい思いをしたくない防衛反応も試合をするという刺激によって、自然と心の中に生まれてくるものなので、上手にコントロールする必要があります。
そのコントロールのために必要なのが知識と技術です。
人間の脳は緊張した時にどのような働きをするのか、どのような方法で緊張している時にでも良いパフォーマンスが出せるようにするのかを学ぶことによって、より良い心の状態で試合に臨めるようになります。
メンタルトレーニングは、試合に臨むにあたって脳、心理状態を適した状態にコントロールするための技術です。
メンタルトレーナーとしては、メンタルトレーニングの技術と裏付けとなる知識を提供しています。
メンタルトレーナーのサポートを受けない場合でも、上記で紹介した方針に沿って具体的な方法を考えて実行すれば、メンタル強化することができるので、実行して頂ければと
思います。
ちなみに私が提供している目的達成の習慣確立の仕組みはこちらです。
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目的達成の習慣を作るメンタルノート
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